学生向け

理学療法士の実習 クリニカルクラークシップとは?

どうもTOFUです!

昔から実習は「クリニカルクラークシップ」で行うと言われていますよね。

私が14年前実習を受けていた時もそう言われていたのですが、臨床実習の手引きとかを見てみても昔と今とでは全然体系が変わっているように感じます。

学生さんがどういう流れで実習するのかを理解しておくと、スムーズかつ効率よく学ぶことができると思いますので

  • クリニカルクラークシップってどんなもの?
  • 従来の方法ってどんなの?メリット・デメリットは?
  • クリニカルクラークシップを理解してどう活用する?

上記について書いてみようかと思います。

ただ調べだすとキリがないので、大まかな部分だけでシンプルにいきます、ではいきましょう!

クリニカルクラークシップってどんなもの?

かんたんにいうと

見学“して”マネ“して”一人でやってみる

ということです

では、「見学」「マネ」「一人でやる」に分けて説明しますね

見学

他の記事でも言っていますが、指導者の考えをコピーできるように見学します

なので

治療していたら

  • なぜそのような治療をしているのか。
  • なぜそのような介助をしているのか。
  • なぜそのような触れ方をしているのか。

などを疑問に思って、それを明らかにするため質問などをしていきます。

評価をしていたら

  • どの部分を見ているのか
  • 順序はどのようにしているのか、その順序にする理由は何なのか。
  • 各情報をどのようにつなげていくのか(画像所見を見る理由は?評価や治療が変わることがあるのか?など)

会話をしていたら

  • なぜそのようなことを質問されていたのか
  • 会話するときのポイントはあるのか
  • 指導者がどのように信頼関係を築いてきたのか

以上のようにコピーができるようにするためには、数々の疑問点を明らかにしていく必要があります。

指導者の頭の中に描いている統合と解釈が理解できればいいですね。

マネ

治療・評価を体験するということです。

触れ方、抵抗感、評価の方法、分析方法をコピーするには先程のようなことを質問するのに加えて、テニスのスイングフォームを覚えるように後ろから一緒に触れてもらうといいですね。

こんな感じでハンドリングを教える

 

指導者の介助のときの重心移動とかは何回もやらないと覚えられないので、積極的に教えてもらうとコピーができるようになってくると思います。

一人でやる

大まかな方法が理解できれば、自分でやってみます。

自分の姿は自分では分からないので、指導者に見てもらって「どこをどうしたらいいか」を聞きましょう。

またリスク管理のためにも、「どこに注意していたらいいか」なども勉強になるかと思います。

転倒を予測するのは学生さんは難しいですから、どの位置に立っていたら防げるのか、どういうパターンがあるのかとかを教えてもらうといいですね。

従来の方法ってどんなの?メリット・デメリットは?

文献があったので、その情報を整理すると

メリット

一人の患者に対する評価から治療に至る過程を連続して経験できる

初歩的なことから順次高度な内容へと移行する積み上げ方式であり、着実な学習効果を期待できる

デメリット

ある段階で問題が生じると先に進めず、いつまでも評価段階だけを繰り返す

レポート指導中心にならざるを得ず、学生は課題の消化に終始し、臨床実習での大きな目的である情意面へ響いてこない。

指導者の主観的意向が反映しやすく、学生との個人的人間関係が少なからず影響する

レポートや症例発表会での評価が中心となってしまっている。

とのことでした。

確かに深く一人の患者さんを知り、漏れがなくできる利点はありますが、すぐに働こうと思ったら、クリニカルクラークシップのようにマネから入っていくほうが効率的なんですよね。

評価がレポート中心というのが問題ですよね

働き出してレポートが書けるから優秀!ということはあんまりないですし、働く上で重要なことはもっと他にあります。(前述しているコミュニケーションスキルとか)

クリニカルクラークシップを理解してどう活用する?

出来るようになる段階を理解できると、自分のすべきことが明確になりますよね。

またクリニカルクラークシップのチェックシートもあるので、

「これができるようになれば、次はこれができるようにならないといけないな」

というように少しずつ成功体感を積んで、前向きに実習を受けていただけるようになるのではないかなと思います。

正直学生のとか、経験年数が浅いときは「クリニカルクラークシップ」を舐めていましたが、ちゃんと理解するといいものですね。

経験年数を積んでも、初心を忘れず行動していかないといけないなと自分自身も思います。

引用元

中川 法一, 加納 一則. クリニカル・クラークシップにおける学生評価. 理学療法学. 2001 年, 28 巻, 4 号, p. 198-202.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/rigaku/28/4/28_KJ00003131727/_article/-char/ja/#article-overiew-references-wrap

ABOUT ME
TOFU
理学療法士 13年目 急性期病院を経て現在は訪問看護ステーション勤務 本業では広報、ホームページ制作、ICT管理、教育に携わっています。